【国内編】2022年・当ブログ的10大ニュース【10~7位】
10. BSに3つの新局誕生。いずれもスポーツ番組を放送
3月に放送を開始した「BSよしもと」「BS松竹東急」「BSJapanext」の3局は、いずれもスポーツ番組を無料で放送しました。
もっとも力を入れているのがBSJapanextで、ジャパネット傘下のV・ファーレン長崎が出場した天皇杯などを生中継。来年からはNHKが撤退したゴルフPGAツアーの中継を新たに始めます。
BS松竹東急は鈴鹿8耐やプロ野球を生中継。BSよしもともプロ野球中継を行いました。
これらの放送局は地域創生を掲げており、スポーツが持つ文化としての側面に注目して頂けているのだろうと思います。来年以降さらなる充実を期待します。
9. DAZNがELEVEN買収で、日本のイレブンスポーツが改名
DAZNによるELEVENの買収については、海外編のほうで取り上げることになるかと思いますが、その余波で日本のイレブンスポーツが「イージースポーツ」に改名しました。
もともとELEVENとの結び付きはそんなに強いわけではなく、看板を借りたフランチャイズ的なものだったと想像しますが、DAZNの買収によって自分たちは関係ないという姿勢を示したものと思われます。
現イージースポーツの親会社にあたるイージープロダクションは日本テレビからの出資も受け入れており、今後誰と組み、どんなコンテンツを提供していくかが気になるところです。
8. 2024年発足予定のハンドボール新リーグで一部チームの足並み揃わず
2024年9月に発足を予定しているハンドボールの新リーグは、全チームの運営をリーグ側で一括管理する「シングルエンティティ」や、選手の兼業を推奨する「デュアルキャリア」といった指針を打ち出し、新たな形のプロリーグを生み出そうとしています。
8月末に締め切られた新リーグの参入申請では、すでにプロチームとして活動しているジークスター東京や、実業団の盟主である湧永製薬などが申請せず、意見の対立が明らかになりました。その後事態は改善に向かっているとも報じられていますが、対立を乗り越えて新たな未来を創ることはできるのでしょうか。
7. 東京五輪の汚職・談合問題
現在捜査が進行中の話題のため、なかなか取り上げにくかったというのが本音ですが、社会的なインパクトの大きさから取り上げざるを得ません。
元電通専務で、世界のスポーツビジネスを知り尽くした高橋治之氏の収賄容疑から始まりました。高橋氏が組織委員会理事を務め「みなし公務員」となっていなければ、もしかしたら立件は難しかったのかもしれません。電通だけでなく、博報堂の系列である大広や、ADKも捜査対象となり、日本の大手広告代理店が揃ってアウトという異例の事態に発展します。
その後、ADKがテスト大会の受注で談合が行われていたことを自白し、第2ラウンドが始まりました。今度は博報堂本体や東急エージェンシーも捜査対象となり、正直なところ日本の広告代理店ってこんなのばかりなの?と思ってしまいます。裏を返すと、国際的なスポーツビジネスにおいて電通に肩を並べる存在がいないことが根本的な問題なのかもしれません。
2コメント
2022.12.29 00:27
2022.12.28 09:32