WBD、NBAの放映権延長に興味?ローカル局は撤退へ。
先日新サービス「Max」を発表したワーナーブラザーズ・ディスカバリー(WBD)。CEOのDavid Zaslav氏がCNBCのインタビューに答え、「Max」でのスポーツコンテンツの配信について、今後数か月で「アタックプラン」を構築すると発言しています。
また、2024-25シーズンで契約が切れるNBAの放映権については「今後数年間、うまくいけば長期的に権利を保有している」という発言もありました。少なくとも次期の入札に名乗りはあげているようです。
$WBD announcing its new flagship streaming service, "Max," which will combine content from HBO Max and Discovery+. @JBoorstin sat down with CEO David Zaslav to discuss what to expect from the new service launching May 23rd pic.twitter.com/HviwUCYKvy
— CNBC's Closing Bell (@CNBCClosingBell) April 12, 2023
NBAの放映権については、だいぶ弱気になっていると言われていました。Zaslav氏「NBAを持つ必要はない」と発言したとも報じられています。その発言からは若干矛盾しているようにも感じられますが、戦意喪失までには至っていないようです。
もっとも、インタビューを行ったCNBCはNBC傘下であり、そのNBCもまたNBAの権利に関心を示していたりするので、本来の思惑はどうであれ、ファイティングポーズを取り続ける必要があったのでしょう。
「Max」への統合を進める一方で、ローカルのスポーツ専門局であるAT&T Sports Netについては年内に閉鎖する方向だとも伝えられています。経営破綻したBally Sportsに続いて、ローカルには冷たい風が吹いています。
IT企業のリストラが進む中、WBDは合併によって重複したコストも削減する必要があります。明るい未来が語られる一方で、足元はまだまだ揺らいでいます。
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