日本敗退のアジアカップ、アメリカでは無料説の検証。
アジアカップ、日本は準々決勝でイランに敗れました。当ブログでは戦術論は語れませんが、もちろんFIFAランキングでアジア2番目であるイランを侮るようなことはあってはなりませんし、それと同時にもっとなんとかならなかったのか・・・という想いはあります。
気を取り直して、当ブログらしいことを書いていくことにします。今回のアジアカップを含むAFC主催大会の放映権については以下でまとめていますので改めてリンクを載せます。
準決勝・決勝は日本が進出した場合に限り、テレビ朝日で放送する予定になっていましたが、この結果消滅しました。テレビ朝日での放送は2試合にとどまり、しかも両方日本が敗戦するという残念なものとなりました。日本の勝利はDAZN加入者しか見られなかったわけです。
こうなると準決勝・決勝のサブライセンス料がどうなるかが気になるのですが、これについては両社間の契約ですから何とも言えません。準決勝・決勝はともに日本時間で深夜帯となるため、スポンサーがどこまで集まったかは微妙なところです。おそらく契約内容を取りまとめたのは電通でしょうから、両社ともに大損することがないよう調整されているものとは思います。
金額についてですが、JFA主催の日本代表戦だとゴールデンタイムで最大2億円とされており、また一昨年のワールドカップアジア予選では3~5億円だったとの報道があります。これを引用したメディアもあるようですが、あくまでも参考値です。
視聴率については月曜に発表される予定ですので、分かりましたら追記します。時間帯的にも、試合の展開的にもイラク戦の17.6%は上回るでしょう。
さて、今回地上波での放送が一部にとどまったことで、メディアでも嘆き節が聞かれたのですが、その中で「アメリカでは無料で観られた」というものがありました。同様にブラジルやフィジーでも観られたといった記事も見かけました。
AFCが公開しているアジアカップの放送局リストを以下に示します。日本だとDAZNのみになっていますので、サブライセンスまでは把握できていないようです。
当然ながら放映権料は国によって異なりますので、そもそも他の国と比較することにたいした意味はありません。出場国どうしならまだしも、他の大陸の国と比較してどうこう言っても仕方ありません。
では、実際どうだったのかと言うと、アメリカではCBSが放映権を獲得し、傘下のParamount+で配信しました(有料)。また、同じく傘下の「CBS Golazo Network」で一部の試合を無料配信しました。日本の試合だと最初の2戦(vs.ベトナム、vs.イラク)がその対象となりましたが、グループステージ第3戦以降はすべて有料となっています。
ブラジルなど中南米ではディズニー傘下の「STAR+」が放映権を獲得。従来はESPNでしたがサービスを統合しています。STAR+も有料サービスですが、無料枠やテレビへのサブライセンスがあったのかどうかは残念ながら確認できませんでした。
フィジーなど南太平洋諸国ではオーストラリアに本拠を置く「free tv」が放映権を獲得。こちらは名前通り無料で配信したとのことです。
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