【速報】WOWOW、欧州CL/ELを死守。ECLも放送へ。

WOWOWは、来シーズン以降もUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、およびヨーロッパリーグ(EL)を放送すると発表しました。それに加え、現時点では日本で放送されていないカンファレンスリーグ(ECL)についても放送します。


契約年数については触れられていませんが、他の国では3年間のサイクルで販売されていますので、こちらも同様に3年間であるものと思われます。


CLについては「独占生中継」としていますが、ELとECLについては「注目試合を独占生中継」という表現になっていることにも注意が必要です。オンデマンドで全試合中継するということかもしれませんが、サブライセンスに含みを持たせているとも解釈できます。

なかなか決まらなかった放映権ですが、先日は韓国でSPOTVが契約更新したことが明らかとなり、日本についてもそろそろ・・・と言ったところでした。UEFAの公式資料だと、日本で入札がいつ実施されたのかは明らかになっていません。


【追記 5/2】

日本では入札が実施されていないとの情報が入りましたので追記します。UEFAの代理店であるTEAM Marketingによる個別交渉によって決定したとのことです。

先月、WOWOWはABEMAとの提携を発表しています。この時点での発表ですから、さすがに来シーズンの権利を逃したら恥ずかしいとしか言いようがなく、大筋では合意していたものと想像します。今後はABEMAとのサブライセンス契約も当然視野に入るでしょう。そうなると、上にも書いた通りELとECLが対象になるのでしょうか。

前回サイクルの放映権をDAZNが途中で放棄する事態となり、それを救済した形のWOWOWはDAZNよりもかなり安値で権利を購入できたとされています。しかし、今回はUEFA側としてもそんなに安値では売りたくないでしょう。CLは来シーズンから新たなフォーマットに移行し、参加クラブも試合数も増加します。


昨シーズン限りでラ・リーガの放映権を失ったWOWOWにとっては、サッカー中継からの撤退も選択肢としてあり得る状態でした。そこに追い討ちをかけたのが円安です。きっとタフな交渉になったに違いないと勝手に想像しておりますが、とにもかくにもあと3年はサッカーに突っ込む決断を下したことになります。これもまた結構な賭けではあります。

次の関心は、これもまた発表されていないEURO2024本大会の放映権ということになります。UEFAの資料では昨年4月に日本での入札が実施されたことになっていますが、それから1年経過してもいまだ正式な結果が出ていない状態です。


年間を通じて開催されるCLと違い、1か月程度の大会ですから、サブスクで回収するのはかなり難しいコンテンツとなっています。最終的にはどこかが獲得するでしょうが、PPVになることも充分考えられます。PPVだとWOWOWはシステム的に難しいものがあり(オンデマンド限定なら可能ですが)、ABEMAやU-NEXTなどが浮上してきそうです。

あと、コパ・アメリカ(南米選手権)についてもまだ決まってないので、同様のことが言えるかと思います。こちらは電通が代理店なので、どこかに突っ込むだろうとは思います。以前ならDAZNだったのでしょうが、電通とDAZNとの関係は薄れているためなんとも言えない状況です。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000