Bally Sportsにまた試練?Comcastとの契約切れる。

経営再建中のBally Sportsですが、全米2位のCATV会社であるComcastとの契約が4月末をもって切れたとのこと。このおかげでMLBやNHLの放送も遮断されています。

Bally Sportsを運営するDSG(Diamond Sports Group)は、最短で6月にも破綻手続きを終えようとしているところです。CATV最大手のSpectrumを運営するチャーター・コミュニケーションズ、そして第3位のDirecTVとは契約延長に合意したと報じられています。

DSGの契約者の81%がComcast・Spectrum・DirecTVの上位3社で占められており、もしComcastとの契約がなくなれば、契約者の3割程度を失うことになるでしょう。そうなると再建計画にも大きな影響が出ることになります。

もっとも、コンテンツ業者とCATV業者との契約が切れることはアメリカでは珍しくありません。当ブログでもディズニーとSpectrumの紛争などを以前に取り上げたことがあります。この時はディズニー側が値上げを要求したことが要因であり、今回のDSGとComcastについても、金額面で折り合いがつけばやがて解消されることでしょう。

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