【速報】ブンデス次期放映権、DAZNが2パッケージ獲得。
ドイツのメディアが報じているところによると、ドイツ国内におけるブンデスリーガの次期放映権(2025-26シーズンから4年間)について、1部リーグを対象とする4個のパッケージのうち、DAZNが2個を落札したとのこと。
残り2個はSkyが落札し、現在と同じ2社体制が維持されますが、現在はSkyが3個、DAZNが1個のパッケージを保持しているため、ひとつがDAZNに移動する形となります。
今回対象となっているのは、以下のパッケージA~Dです。このうちAとDをDAZN、BとCをSkyが獲得しています。
パッケージAには「カンファレンス」と呼ばれる、同時に複数の試合を追いかけるコンテンツが付随しています。NFLの「レッドゾーン」や、プレミアリーグの「Goal Rush」のようなものだと思って頂ければよいかと思いますが、これがSkyからDAZNに移動することが大きなポイントとなっています。
当初は今年4月に結果が発表される予定でしたが、DAZNが結果を不服として提訴。ドイツの裁判所はDAZNに有利な裁定を下したため、再入札となっていました。ブンデスリーガを運営するDFLが、DAZNに対して突如銀行保証を求め、DAZNは期限までにそれを提出できなかったためにSkyに移動したのでは・・・とされています。
この件はパッケージBをめぐる出来事だと報じられていました。しかし、今回改めて発表された結果をみると、パッケージBは結局Skyのものとなっています。これは大きな謎です。
現在1個のパッケージのみを保有するDAZNは、もっとも試合数の多いパッケージBに最大の関心を示しており、逆に言えば他のパッケージにはあまり関心がなさそうでしたが、ふたを開けてみるとA・Cの落札者となっていたのです。もし、4月の入札でA・Cも落札していたならばあのような報道にはならないはずなので、おそらく戦略を変更したものと考えられます。
DAZNはパッケージBに年間4億ユーロ程度の入札を行ったと報じられていました。再入札での入札額はまだ明らかになっていません。現在は年間11億ユーロとされる総額がアップしたかどうかも注目ポイントです。
今週中にはDFLから正式な結果が発表される予定です。また、残りのパッケージ(E~G)の結果についても順次発表される予定なので、また詳しい情報が入りましたら取り上げます。
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