ベルギーリーグ次期放映権、DAZNが防衛。
ベルギー・プロリーグは、来シーズンからの次期放映権についてDAZNと契約することを明らかにしました。期間は2025-26シーズンから5年間で、金額は年間8,420万ユーロ。DAZNの契約数に応じてインセンティブが設定されています。
今回はまずベルギー国内向けのみが発表され、国外向けについては年明けに改めて発表される予定です。
今回の入札は10月30日に締め切られ、DAZNとベルギー国内の通信会社2社が応じたとされますが、現在の金額を上回る提示がなく保留となっていました。その後は個別交渉に移ったと考えられますが、年内に何かしらの成果をあげたかったのでしょうか。
現在の権利はEleven Sportsが落札したもので、金額は年間1.03億ユーロです。その後、DAZNがEleven Sportsを買収しています。今後発表されるものと合わせても9,300万ユーロ程度になるのではと推定されており、現在の金額を上回ることは厳しそうですが、少しでも近づきたいところ。
リーグが自前でストリーミングを立ち上げるというアイデアも出ており、年内までに実現可能性を精査して結論を出すとのことですが、やはり餅は餅屋と言いますか、DAZNに任せるべきということになったようです。そもそも、過去の事例と照らし合わせるとこの手のアイデアはブラフである可能性が高いわけですが。
日本人選手が多く所属するリーグなだけに、日本向けの権利がどうなるかが気になるところですが、まだ国外向けの権利が決まっていないので、現時点ではどうとも言えません。
日本でもDAZNが配信していますが、もともとは旧Eleven Sportsが国外向けの権利も持っており、代理店としてMediaproと契約していました。なので、現在はDAZNになったにも関わらず、Mediaproを通して権利を購入している状態です。
今回、国外向けの放映権はIMGが代理店となっています。なので、引き続きDAZNが日本でも配信したいのであれば、IMGから購入することとなります。DAZNはスペイン・ドイツ・イタリア・フランスでそれぞれ国内リーグの放映権を持っていますが、国外については結局別々に買う必要があるわけです。もちろん自社で編集した映像を共有できるといったメリットはあるのですが、なんか無駄なようにも感じます。
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