ブンデス喪失のスカパー、天皇杯を40試合中継。

5月24日に開幕するサッカーの天皇杯について、スカパーが計40試合を中継すると発表しました。昨年の20試合から倍増となりますが、増えた分はすべて配信のみになるとのことで、配信へのシフトがさらに進みます。

1回戦については3試合が中継予定となっており、うち放送は1試合、配信のみが2試合です。1回戦は計27試合あるため、そのうち3試合というのは物足りないと思われるかもしれませんが、全国各地の会場で10数試合が同時に開催される大会です。全試合で生中継を実施するとなると莫大なコストがかかりますし、その割に視聴者数は稼げないというコスパ的には難しいコンテンツになってしまいます。

また、JFA(日本サッカー協会)の公式YouTubeチャンネル「JFA TV」でも1試合の配信が決まっています。おそらく映像としては簡易版の中継になるものと思われますが、それでもいいので何かしら配信するのが大事かと思います。

今後も追加される可能性がありますので、最新の情報をご確認頂けると幸いです。

https://www.jfa.jp/match/emperorscup_2025/tv.html

• 天皇杯1回戦 放送・配信予定
• 5月24日(土) 13:00 水戸ホーリーホック vs. SC相模原　スカパー(配信のみ)
• 5月24日(土) 13:00 ヴェロスクロノス都農 vs. ガイナーレ鳥取　YouTube(都農)
• 5月24日(土) 13:00 富山新庄クラブ vs. FC岐阜　YouTube(富山)
• 5月25日(日) 13:00 カターレ富山 vs. 順天堂大　スカパー(プレミアムサービス スポーツライブ+2)
• 5月25日(日) 13:00 アルテリーヴォ和歌山 vs. FC BASARA HYOGO　YouTube(JFA TV)
• 5月25日(日) 14:00 RB大宮アルディージャ vs. 筑波大　スカパー(配信のみ) 

【追記 5/24】

宮崎県代表・ヴェロスクロノス都農のYouTubeチャンネルでライブ配信がありますので追記しました。

富山県代表・富山新庄クラブの試合も追記しました。

5月13日、スカパーは今季限りでブンデスリーガ中継を終了すると正式発表しました。現在月額2,480円で提供している「サッカーLIVE」は、ブンデスリーガ・天皇杯・ルヴァンカップが主なコンテンツですが、その一角が崩れました。

にも関わらず、価格は据え置きと発表しています。今回中継する試合数を増やしたということは、その埋め合わせ的な意味合いがあるものと考えられます。ただ、トーナメントである以上、敗退したクラブのサポーターはもう視聴することはありません。追加の対策が不可欠でしょう。

新たな欧州サッカーのコンテンツを獲得する可能性も残されています。ベルギーやオランダは今シーズンが区切りとなっているため、獲得の可能性はあります。また、つなぎとしては欧州クラブのジャパンツアーの中継も考えられます。