Pac-12カンファレンス、再編成功でCBSと契約。

NCAAに属する「Pac-12カンファレンス」は、CBSと放映権契約を結んだと発表しました。すでに2024-25シーズンについて単年契約を結んでいますが、それをさらに6年間延長し、2030-31シーズンまでとします。放映権料は、1校あたり年間700~1,000万ドルと推定されています。

Pac-12カンファレンスは名前の通り12の大学で構成されるグループだったのですが、放映権契約が区切りを迎える2023-24シーズンをもって大量離脱が発生。オレゴン州立大学とワシントン州立大学の2校のみとなってしまいました。Pac-12よりも1校あたりの放映権料が高いカンファレンスに流れていったのです。

残った2校は、Pac-12を解散して他のカンファレンスに移る選択肢もありましたが、自力で再興させる道を選びました。2023-24シーズンは2校のみで活動し、他のカンファレンスに属する大学との交流戦を実施。放映権は「The CW」に販売しました。

2024-25シーズンも引き続き2校での活動で、上述の通りCBSと単年契約を結んでいます。その後、現在はマウンテンウエスト・カンファレンスに所属している5校などが、2026-27シーズンからPac-12に移籍することが決まり、今回の契約延長につながっています。


マウンテンウエストも2025-26シーズンが放映権契約の区切りだったので、同様の引き抜きが繰り返されたことになります。一時はPac-12と合併する案もあったそうですが、中身がスカスカになってもPac-12のネームバリューが勝りました。かつてのPac-12の放映権契約は年間2.5億ドル(1校あたり2,080万ドル)なので、それよりも半額以下となってしまいますが、マウンテンウエストよりは高い水準とのことです。


また、マウンテンウエストも新たに4校を迎え入れる予定です。放映権の切れ目がまさしく縁の切れ目となっています。

2026-27シーズンからのPac-12は以下の大学で構成される予定です。なお、八村塁選手の母校としても知られるゴンザガ大学はバスケットボールのみの参加であり、アメフトで参加する別の大学を探しています。最新の情報ではテキサス州立大学が有力とのこと。


  • 現在のPac-12メンバー
    • オレゴン州立大学
    • ワシントン州立大学
  • マウンテンウエストから移籍
    • ボイシ州立大学
    • カリフォルニア州立大学フレズノ校
    • コロラド州立大学
    • サンディエゴ州立大学
    • ユタ州立大学
  • 他のカンファレンスから移籍
    • ゴンザガ大学 (ウエストコーストカンファレンス)
    • テキサス州立大学 (サンベルトカンファレンス)

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