バングラデシュのW杯放映権、開幕3日前に決着

バングラデシュの国営放送局・BTVは、FIFAワールドカップの放映権獲得を発表しました。6月8日の発表で、開幕まであと3日というタイミングです。放映権料は7.271億タカ(約9.5億円)となっています。


ワールドカップの放映権が決まっていない国では、タイ・中国・インドの動向をこれまで追いかけてきましたが、インドの隣国であるバングラデシュでも問題が発生していました。

前回2022年大会では、地上波はBTV、衛星波はT SportsとGTVの計3社が放映権を獲得していましたが、今回FIFAと契約を結んだのはシンガポールのスプリングボック(Springbok Pte Ltd)という会社でした。ただ、調べてみてもこの会社の素性がよく分かりません。


スプリングボック社の契約額は8.8億タカ(約11.4億円)でしたが、バングラデシュの放送局には15~16億タカ(20億円前後)を提示していたとのこと。簡単に言えば転売です。


しかし交渉はまとまらず、スプリングボック社が期限までにFIFAへの支払いを行えなかったため、5月に契約が解除されたとのこと。あまりにも直前のタイミングでお口あんぐりなのですが、その後BTVが政府の承認を得てFIFAから直接買い付けることになった次第です。


民間の放送局や通信会社も資金を供給するとのことで、日本におけるジャパン・コンソーシアム的な枠組みが急遽作られる形となりました。記事によっては、BTVの負担が実質ゼロになったとも書かれているのですが・・・本当なんでしょうか。政府側にとっては成果をアピールしたいであろうことは分かるのですが。

前回までは、infrontがFIFAの代理店として南アジア・東南アジアなどの販売を担当していましたが、今回はFIFAによる直販となりました。しかし、体制が整わなかったのか、infrontをアドバイザーという形で再度迎え入れています。


インドやタイもinfrontが管轄する対象なだけに、こうも繰り返しトラブルが起こるというのは考えものです。いったん代理店を外したにも関わらず、infront、そしてスプリングボックという2社が間に入る形を許してしまったのはおおいに問題ありでしょう。

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