【速報】FIFA会長、商業子会社設立案を撤回
FIFAはインファンティーノ会長名による声明を出し、商業子会社「FIFA Forward Enterprise」(FFE)を設立する提案を撤回しました。
まぁ、当然ではありますし、予想以上に早く決着がついたな・・・と言ったところでしょうか。この件については多くのメディアで報道されていますので、当ブログとして付け加えることはさほどありません。
ただ、この話題を「FIFAの敗北=UEFAの勝利」といった構図で語ることはできません。結局のところFIFAとUEFAの主導権争いという側面があることは否めません。FIFAが「悪」だったとしても、UEFAが「正義」になるわけではありません。
FIFAの今回のやり方はあまりにも唐突でプロセスを蔑ろにしたものでしたが、今後も似たような案はいろいろなところから出てくるでしょう。UEFA側から出てきてもまったく驚くものではありません。
限られた資源の奪い合い。もちろんマネーもありますが、その源泉となるのは選手たちです。UEFAはネーションズリーグを設立し、チャンピオンズリーグの規模を拡大させ、選手たちの負担を増やしてきたことも指摘すべきでしょう。
それに見合うだけのマネーを提供できればよい、という考え方もあるかとは思いますが、そのマネーを最終的に負担しているのは我々ファンということになります。放映権料の高騰は直接我々の負担となり、スポンサー料もまた間接的な負担となります。プロスポーツの価値とはなにか、根源的な議論を進めていく必要があります。
各国の協会が次々と反対の声明を出す中、FMF(メキシコサッカー連盟)は「分析・検討のうえ、メキシコサッカーにとって有益となる判断を下す」という内容の声明を出したことで反発を受けています。CONCACAF(北中米・カリブ海サッカー連盟)はアメリカも含めて反対しているのに、あいまいな姿勢を見せたわけです。
メキシコのリーガMXは今シーズンから昇降格制度を正式に撤廃する決定を下しました。アメリカ式に追随するという側面もありますが、ガバナンスが効いていないとも解釈できそうです。FIFAの変わり身の速さに赤っ恥をかく結果となりました。
JFA(日本サッカー協会)の田嶋幸三名誉会長は、FIFA理事の立場として個人的に反対の声明を出しています。これは結構重かったかもしれません。結果的に、JFAとしての正式な声明が出る前に事態が決着しました。ある意味日本らしい立ち回りだったのでは。
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